半夏生(はんげしょう)とは
夏至(今年は6月21日)から数えて11日目から、七夕までの5日間のことを、半夏生(はんげしょう)といいます。
夏至の日付は、毎年変わるので、半夏生の日付も前後します。7月1日か2日になることが多く、今年2025年は、7月1日~5日が半夏生です。
半夏生とはいったい何かというと、半夏という植物(和名:カラスビシャク)が由来で、これが生える頃、という意味となります。半夏を超えて田植えをすると収穫量が減るいわれ、田植えが終わる目安とされてきました。

7月のはじめは、通年ならば梅雨の最盛期。半夏生の時に降る雨を半夏雨といい、大雨になることが多いのです。
半夏生にするとよいこと3つ
半夏生で開運 その1. タコを食べる
関西では、半夏生にタコを食べる習慣があります。
タコの吸盤のようにしっかりと、稲に地面を捕まえてもらうためだとか。
疲労回復効果のあるタウリンが豊富に含まれるタコは、夏バテが始まりつつあるこの時期にピッタリです。
半夏生で開運 その2. 小麦つながりふたつ…半夏生餅とうどん
奈良県や河内地域では、半夏生のころに収穫した小麦で作った半夏生餅(はんげしょうもち)を食べる風習があります。小麦ともち米を混ぜて餅を作り、きな粉をまぶします。
小麦といえばうどん。うどんといえば香川県です。
香川県では、半夏生にうどんを食べる地方があります。
そこで、7月2日がうどんの日になったとか。タコの天ぷらをうどんにのせれば、夏を乗り切るパワーをもらえそうです!
半夏生で開運 その3.食べ物を痛まないように工夫する
食べ物の足が速い時期なので、天や地から毒が回ってくると考えられ、井戸にフタをしたり、竹に虫がつくので筍を食べないという教えも語り継がれてきました。
傷んだ食べ物を食べないことも大切ですが、食べ物を痛まないように工夫することはもっと大切です。
食材を冷蔵庫の奥に眠らせないように、食べこぼしなどでキッチンに雑菌がわかないように、しっかり管理しましょう。
これはそのままキッチンの開運となり、金運と健康運が上がります。