――仕事を成功させるにも、家族を円満に保つにも、まずは健康であることが不可欠です。とはいえ、いくら気をつけていても「今日はちょっと調子が悪いな」という日もありますよね。 そんな気になる症状を短時間で改善させる「開運ツボ押し&ストレッチ」を、ReCORE(リコア)鍼灸接骨院・コレド室町テラスの山下院長に教えていただきました。自分で簡単にできますから、忙しい方にもオススメ!
日本橋のスペシャリストが教える、症状改善のツボ
こんにちは。ReCORE(リコア)鍼灸接骨院・コレド室町テラスの山下です。
今回のテーマは「梅雨や夏のだるさ」になります。6~7月ごろ、梅雨から夏へと移行するこの時期は、いつもより疲れやだるさを感じる……そんな人は多いのではないでしょうか。「季節的なことだから」とついやり過ごしてしまいがちですが、実はこの時期の過ごし方が、後々の健康に響いてくる場合があるのです。
そこで今回は、梅雨や夏のだるさを改善させるセルフ対処法、そしてツボ押しの方法をお伝えしていきます。今年の夏を快適に過ごすためにも、ぜひ試してみてくださいね。
梅雨や夏のだるさ、放置しないで!
日本の梅雨にあたり、夏の始まりの時期でもある6~7月は、雨が多く湿度が高くなりやすい上、急激に気温が上がることも少なくありません。この季節的要因が、私たちがだるさを感じる大きな原因だと言えるでしょう。
気温だけなら日本よりも暑い国はたくさんありますし、日本においても、夏真っ盛りの8月よりもこの時期の方がだるさを感じやすいのです。
とはいえ、だるさを感じていても「季節の変わり目だから仕方ない」「時期がすぎれば収まるだろう」とそのまま放置してしまう人も多いでしょう。でも、ここで何の対処もしないでいると、肩こりや腰痛の症状が出てきたり、元々症状のある人は治りにくくなったりする可能性があります。ひどい場合は、その不調がさらに頭痛を引き起こすこともあるでしょう。
この時期だけだからと軽く考えず、だるい、しんどいと感じたらきちんと対処をすることで、湿気や暑さに負けず、夏以降の身体の状態を良好に保つことができるのです。
なぜ梅雨や夏場は身体がだるくなるの?
先にも少しお伝えしましたが、6~7月にだるさを感じやすくなる一番の原因は、季節の変わり目による湿度の高さ、そして気温差です。
現在の日本は季節の境目があいまいになり、「穏やかで過ごしやすい日だと思ったら、次の日は猛暑」ということも珍しくないでしょう。しかし、そのギャップに人間の身体がついていけず、大きな負担となって体調を崩してしまうことも多くあります。
湿度が高くなると、私たちは汗や尿など体内の水分がうまく排出できなくなります。その結果、水分代謝ができずにむくみが発生し、筋肉がうまく動かせなくなる=だるさが出てくるのです。
またこの症状は、同じ湿度であっても気温が高い時の方が起こりやすいと言えます。気温だけ高ければ、喉が渇いて自然と水分をとりたくなりますが、湿度も気温も高い所では水分不足を感じづらいために、ますます代謝が悪くなってしまう可能性があるのです。
この状態が続くと、場合によっては屋内の熱中症を引き起こすこともあるので、十分な注意が必要になります。
身体のだるさを予防&改善するには
とにかくこまめに水分補給をすること、そして運動をすることです。
水分は、目安として1日1リットル程度の水を飲むといいでしょう。お茶やジュースなどは他に栄養が含まれており、水の場合とは違う箇所から身体が取り込んでしまうため、水分としてとるにはあまりおススメできません。
また、あまり飲み過ぎると水中毒のようになったり、胃液が薄まったり、利尿作用が出すぎたりして逆効果になる場合も。私の体感では、よく推奨される「1日2リットル」は少し多いように感じますが、何度か試して、ご自身の適量を見つけてみてください。
運動に関しては、「暑くて体力がもたない」と敬遠する人もいると思いますが、暑いからこそ運動をする、と考えましょう。夏は暑いだけで疲れたように感じるものの、やはり実際に動かなくては、身体を疲れさせることはできません。筋肉を動かして、きちんと疲れた後にしっかり休むことで自律神経を正常に保つことができ、睡眠の質も上がります。
ただ、激しい運動をする必要はありません。夕方のウォーキングなら20~30分、仕事帰りに一駅手前で降りて歩くくらいがちょうどいいでしょう。
入浴もいいですが、半身浴ではなく熱めのお湯に短時間浸かりましょう。熱いお湯で筋肉に刺激を与える方が筋肉への負担が少ない上、自律神経もリセットできるのでオススメです。また、冷たいシャワーは筋肉を固めてしまうことがあるので、疲れている時は控えるようにしてください。
すでに身体のだるさを感じているなら、ラジオ体操のような運動をするのが有効です。ストレッチや体操などの動画を見ながら、楽しく行いましょう。軽い運動で身体自体を疲れさせてから眠りに入ることで、交感神経と副交感神経のスイッチがきちんと切り替えられ、ぐっすり眠れます。ただ、夜寝る前に行う場合は交感神経を上げすぎないよう、やりすぎには注意してください。
また部屋の中が高温多湿だと、身体へのダメージが強くなります。暑い時は、我慢せずにエアコンを入れましょう。除湿も効果的です。
症状の改善を望むなら、「ツボ押し」にトライ!
1.風池(ふうち)
梅雨や夏のだるさに効くツボ、まずは「風池(ふうち)」です。風池は、首の後ろの真ん中にある大きなくぼみの両外側にあります。
この箇所に両手の人差し指を当てて押した状態で上を向き、10秒キープします。この動作を3回行ってください。
やり方:左右の「風池」の箇所を両手の人差し指に当てた状態で上を向き、10秒キープ×3回
2.足のすね
ツボではありませんが、足のすねの前のラインは、水分をつかさどる胃に関係した箇所になります。ここを上から下に、強く押しながら流すように動かしましょう。
湿気と暑さで身体にたまった水分を下方に流すことでむくみが解消され、結果的に身体の循環がよくなります。
①床などに座り、足を曲げてすねの骨の両外側に指を当てます。
②両指ですねを強く押しながら、上から下に流すように動かします。
③②を10回1セットとして、3セット行ってください。
それでも改善しなければ来院を
当院でも、痛みや症状は良くなっているものの、身体がだるい、疲れやすいとおっしゃられて来院される方は多くなっています。特に30~40代の女性はホルモンバランスの関係もあり、特につらいと感じることがあるようです。
すでにお伝えした通り、この時期の症状を放置してしまうと不調がさらに悪化してしまう場合もあります。施術で身体を少し動かすだけで改善されることも多いですから、だるさやしんどさを感じた際は軽視せず、ぜひ医療機関を頼ってみてください。
ReCORE(リコア)鍼灸接骨院では、「健康寿命(介護や支援を必要としない生存期間)を延伸して自立した生活ができる期間を延ばす」というビジョンを掲げています。
未来を元気に過ごすためにも、何か不調を感じている方はぜひ気軽に鍼灸接骨院を頼ってみてくださいね。