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【ヘアケア】梅雨のボサボサ髪にサヨナラ! 髪の広がりやうねりをなくして「キレイ髪」を保とう

髪をとかす女性 美容ケア
――湿気の多い時期は、ヘアスタイルにも苦労しますよね。今回は人気ヘアサロンのスタイリスト水越さんが、梅雨の季節に広がりやうねりのない「キレイ髪」を保つ方法を教えてくれました。ヘアケアに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

梅雨のボサボサ髪から脱して「キレイ髪」を保つ方法

朝のスタイリングだけでも髪のまとまりは保てる!

 ジメジメした梅雨の季節は、高温多湿によりヘアスタイルがなかなか決まらず、悩ましいですね。「この時期のボサボサ髪は仕方がない」と、諦めてしまっている方も多いと思います。本来は、ストレートパーマをかけていただくことが手間やケアの面からもオススメなのですが、朝のスタイリングだけでもまとまった髪を保つことは可能です。

 今回は、梅雨のスタイリングが少しでも楽になるように、髪の広がりやうねりを軽くするコツをお知らせします。日々のケアの中で実践していただくだけで髪のツヤがだんぜんアップしますので、ぜひ試してみてください。

ボサボサ髪の原因は?

 湿気の多い時期にボサボサ髪になる一番の原因は、クセ毛です。

 クセ毛は遺伝などによる先天的要因のほか、加齢やホルモンバランスの変化、髪ダメージの蓄積、頭皮の汚れなど後天的にも現れることがあります。実に日本人の6割以上は髪のどこかしらにクセがあると言われていますから、ボサボサ髪が多くの人の悩みとなっているのも納得ですね。

 また、髪にうねりやねじれ、縮れ、太さの違いなどが生じるため、1本1本の髪がいびつになりがち。髪の内部にある層の配列も不規則になり、水分が均等に吸収されないため、直毛に比べて髪が膨張しやすくなるのです。

 さらに、髪にダメージがある場合も湿気に左右されやすくなります。通常、髪が水分を含むと表面の「キューティクル」が開き、内部まで侵入してうねりが出ます。キューティクルは濡れると開き、乾くと閉じるという性質を持っていますが、カラーやパーマなどで髪を科学的にいじりすぎると「乾くと閉じる」という部分の機能が衰え、自力で元の状態に戻りにくなるのです。

 閉じ切らなかったり、痛みではがれたりしたキューティクルの隙間から余計な水分が入り込めば、髪はさらに広がってしまいます。特にクセ毛の人は髪の絡まりや摩擦が起こりやすいので、ダメージには十分に気をつける必要があるでしょう。

 いずれにしても、油分も含め適度な潤いのある髪を保てばダメージは軽減され、うねりや広がりもなくなります。日常行っているケアを見直すだけでも違いが出てきますので、以下の点を参考にしてみてくださいね。

髪のまとまりを保つためにするといいこと

トリートメントは毎日、丁寧に

 毎日のトリートメントで、髪のダメージを改善していきましょう。注意点としては、以下の3つとなります。

1.トリートメントは毛先から

 トリートメントをつけるときは、毛先からつけましょう。ダメージを受けがちな毛先に、揉みこむように浸透させてください。地肌に近い根元は栄養がいきやすいので、軽くつけるだけで大丈夫です。

2.くしを使ってムラをなくす

 トリートメントをつけたら、くしでとかしましょう。とかすことでトリートメントのムラがなくなり、髪の毛全体に均一に行きわたります。

3.流しすぎに注意

 洗い流す時間に注意しましょう。お客様のお話を聞いていると、流しすぎの方が多い印象です。せっかくのトリートメント成分が落ちてしまわないように気をつけてください。

 トリートメントや毛量などによって洗い流しの時間は変わってきますが、ヌルっとした感じが少し残っているくらいがベストです。サロンでのトリートメントを流す時間が参考になるかと思いますので、担当美容師さんに聞いてみるのもいいかもしれません。

髪を洗ったら、すぐにドライヤーで乾かしましょう

 髪を濡れたままにしておくとクセが出やすくなるので、洗髪後は早めにドライヤーで乾かしましょう。乾燥から髪を守るため、オイルなどをつけて髪の毛をコーティングしてから始めてください。乾きにくい襟足と耳まわりから乾かせば、自然と他の場所も乾いてくるため、スムーズです。

 髪が乾いたと感じたら、温風から冷風に変えてみましょう。冷風にあてて冷ますことで、きちんと乾いているかどうかの確認ができます。まだ濡れている場合は、必ず続けてきちんと乾かしてください。完全に乾かしてから寝れば、翌朝の手間がかからず楽ちんですよ。


 「梅雨だから」と何もしないでいるのは楽ですが、ちょっとした工夫で髪の広がりやうねりを軽くすることができます。適度に潤いのある「キレイ髪」を保つことで、憂鬱な時期もきっと楽しく過ごせますよ!