夏至(げし)は、一年のうちで最も日が長くなる日。2024年は6月21日です。日の出は4時26分、日の入りは19時00分となります。
太陽が北半球で最も高く昇り、昼間の時間が最長になるのですが、日本の多くの地域では梅雨の真っ只中。うっとうしい雨ですが、稲をはじめ農作物が成長する大切な自然の恵みです。紫陽花(あじさい)が美しく咲き誇り、濡れた緑は鮮やかです。
そこで今回は、太陽の強いパワーをいただだける日である「夏至」の前後にするといいこと3つを紹介します。
開運行動1.体調を整える特別な食事をする
夏至を境に暑さが本格化することから、体調を整えるために特別な食事をする習慣があります。しかし、夏至の頃は、日本では昔から田植えの繁忙期。夏至を祝っている暇はなかったのです。それでも、地域によりさまざまな風習がありますので、食生活に取り入れてみましょう。
静岡では冬瓜、京都や奈良、関東地方では和菓子、福井では鯖など、食材はさまざま。関西地方では、たこを食べる習慣があります。これは、たこの吸盤のように、力強く地面にしっかりと根を張ることを願ったものです。
開運行動2.ミッドサマーの風習
スウェーデンでは、夏至を祝う「ミッドサマー」と呼ばれる祭りが行われるそう。ミッドサマーの夜、花輪を作って頭にかぶり、幸運を呼び込むために野の花を摘みます。この花を枕の下に入れて眠ると、結婚相手が夢に出てくるのだとか。
スウェーデンのミッドサマーは有名ですが、ヨーロッパの他の国々でも、似た風習を見ることができます。日本でも、夏に向けて野花が咲くときです。道ばたの花をそっと摘んで、未来を占ってみましょう。
開運行動3.ストーンヘンジの夏至を楽しむ
歴史的遺跡やパワースポットが、不思議と一直線に並んでいる「レイライン」。もっと有名なレイラインのひとつが、イギリス南西部の「セント・マイケルズ・レイライン」です。夏至の日の出の方角に向かって、教会やストーンヘンジ、アーサー王の墓があるというグラストンベリーなど、有名なパワースポットが軒を連ねています。
このレイライン上にあるストーンヘンジでは毎年、夏至祭が行われます。ストーンヘンジに行くなら、夏至がオススメです。実際に行くのが難しければ、ニュースや動画などでその様子を楽しんでみるといいでしょう。