旬の時期は、その食材がいちばんよい状態で収穫され、栄養価とともに食材のエネルギーも最高のときです。食材の栄養と運気の両方を、ほぼマックスの状態で取り入れることができるのです。
運は「変化により生まれるもの」。毎日の食事に旬を取り入れて変化を与えることで、豊かさや楽しみという「ゆとり」が生じ、運気が上がります。毎日同じものばかり食べるのは、運気維持となります。
6月~初夏に食べたい!オススメ旬食材はキュウリ
キュウリってどんな食材?
キュウリの原産は、ヒマラヤ。3000年以上前から栽培の歴史があるとされています。日本に伝わったのは、中国経由で6世紀後半。江戸時代から本格的な栽培が始まりました。
露地ものは6、7月が旬で、ハウスものは1年中、手に入れることができます。
キュウリは成分の95%以上が、水分で、ビタミンCやカリウムも豊富に含まれています。キュウリをすりおろしたり、輪切りにして、美顔パックに使うのは、肌の火照りをしずめて水分を補ってくれるからです。
開運食材・キュウリ
キュウリで開運1.ダイエット・美肌効果&健康運アップ
キュウリは世界一の「Least calorific fruit」として、ギネスブックに載っています。直訳すると「もっともローカロリーな果実」。なんといっても95%が水分で、ダイエットに美肌にも効いて、健康運をアップしてくれるのです。世界一の称号をいただくことも、開運につながります!
ちなみに、果実(果菜)の中で一番ローカロリーであって、野菜の中で一番、ではありませんので、ご注意を。
キュウリで開運2.「九利を得る」縁起のいい食材
キュウリは、「九利(きゅうり)を得る」として、お正月のおせち料理にも登場する縁起の良い野菜です。
さまざまなキュウリの飾り切りがありますが、中でも門松の飾り切りは、有名で簡単です。
キュウリで開運3.厄除けの秘法「キュウリ封じ」
キュウリに厄災や邪気をキュウリに封じ込めて土に埋める、「キュウリ封じ」という厄除けの秘法があります。空海が中国から持ち帰ったといわれており、夏土用の頃、キュウリ封じの行事を行っている寺で、これをお願いすることができます。
まず、キュウリと、名前と祓ってほしい厄災等を書いた紙を祈祷してもらいます。帰宅したら、厄災に関連する身体の部分等をなでてキュウリに移し、土に埋めて無病息災を祈ります。
夏土用の寺行事の時以外でも、自分でキュウリをお寺に持っていき、お参りをしてからキュウリ封じをしてみてもいいでしょう。
極力手順を減らした、レンチンもしないレシピ ~キューカンバーサンドイッチ
キューカンバーサンドイッチとは、要するに、キュウリのみが入ったサンドイッチです。伝統的なアフタヌーンティーに供されます。
19世紀ヴィクトリア朝時代、キュウリは高級食材でした。イギリスの気候では寒すぎて栽培しにくいキュウリを、新鮮な状態でサンドイッチにできることは、ステータスだったのです。
そんな伝統のキューカンバーサンドイッチで、貴族気分を味わいましょう。

1人分・材料
キュウリ…1本
バター…食パンに塗る分
食パン…10~12枚切り2枚
作り方
1●キュウリをスライサーで薄い輪切りにする。
2●食パンにバターを塗る(キュウリの水分がパンに移らないようにするため)。
3●キュウリを並べ、パンで挟み、好みの大きさに切る。