「七五三」は、大人も開運の日
11月に入ると、あちこちの神社で七五三参りの家族連れを見かけるようになりますね。
2025年の七五三は本来の日である11月15日ですが、七五三を祝う年齢や日付は特に決まっていないため、ここ最近はあまりこだわらず、前後の休日など都合の良い日に行う家庭が多いようです。
七五三そのものは、小さいお子さんがいる家庭の行事ですが、この日は子どもの健やかな成長を祝う親御さんの祈りが込められた、とてもパワーの強い日。
そして、人は誰もが子どもでした。大人になっても、やはり意味があるのです。
今回はそんな七五三の由来と、七五三の日の開運アクション３つを紹介します。
「七五三」の由来
「七五三」は、平安時代から宮中で行われていた3歳の「髪置きの儀」、5歳の「袴着の儀」、7歳の「帯解きの儀」という儀式が起源となっているそう。医療が発達しておらず、衛生的にも不十分だったこの頃は子どもの死亡率がとても高かったため、「7つまでは神のうち」とされ、7歳で初めて人として一人前になると考えられていました。
そんな中、子どもが無事3・5・7歳の節目まで成長したことを神様に感謝し、お祝いをしたことが七五三の起源と言われています。
江戸時代には、武家や商人の間で七五三の原型にあたるお祝いの風習が広まり、明治時代にそれが「七五三」となって庶民にも広まっていったようです。現在のように子どもが着飾って神社にお参りする形になったのは、大正時代以降だとされています。
「七五三」の日の開運アクション３つ
七五三で開運 .１ 七五三を全力でお祝いする
親戚や友人の子など、もし七五三のお祝いをする子が周りにいるならば、ぜひ七五三を一緒にお祝いしましょう。
七五三をする子が身近にいなくても、七五三のお参りで有名な神社に行ってみるのです。
七五三は、いつもと違う晴れ着を着て楽しく過ごす、子どもが主役の日です。
子どもの笑顔や楽しんでいる様子は周囲にも良い気をもたらします。ぜひ、そのエネルギーを分けてもらってください。
七五三で開運 .２ やりたいことを思いっきりやる
七五三が11月15日とされているのは、鬼が出歩かない日である「鬼宿日（きしゅくにち・きしゅくび）」が、旧暦の11月15日だからです。
この日は「鬼が宿にいるので、何をするにも邪魔をされない日」であり、婚礼や入籍以外は何をしてもいいという吉日です。
自分の好きなことや、やりたいことを思いっきりやるのが開運となる日です。何にも邪魔をされず、事がスムーズに進むのですから、見逃してはいけません。
七五三で開運 .３ 大人買い！
子どもの時は買えなかった物が、誰でもひとつやふたつ…たくさんあるはず。
鬼宿であり、子ども（のときの気持ち）が主役であるの11月15日こそが、「大人買い」をして開運の日です。
買いましょう。
注意すべきは、あくまでも「子どもの時に買えなかった物」です。７歳以下の時、限定です。