四万六千日とは
日本で最も人気のある仏様である観音様の縁日は、毎月18日。この日にお詣りに行くと、功徳があります。
さらに観音縁日とは別に、功徳日(欲日)という日があり、年に12日間あります(下記表参照)。
7/10も功徳日のひとつ。この日にお詣りすると、46000日お詣りしたのと同じ功徳があるのです。
46000日といえば、約126年。人間の天寿といわれる年月とほぼ同じです。一生分のお詣りをしたことになるという、大変特別な日なのです。
観音様の功徳日 | お詣りしたとカウントされる日にち |
1月1日 | 100日 |
2月末日 | 90日 |
3月4日 | 100日 |
4月18日 | 100日 |
5月18日 | 100日 |
6月18日 | 400日 |
7月10日 | 46000日 |
8月24日 | 4000日 |
9月20日 | 300日 |
10月19日 | 400日 |
11月7日 | 6000日 |
12月19日 | 4000日 |
*寺社によっては違うことがあります
四万六千日といえばほおずき市
7/10は、四万六千日の縁日と合わせて、鬼灯の市がたつ寺社があります。有名どころでは、東京の浅草寺や護国寺、千葉の笠森寺、長崎の清水寺などです。
盆燈籠にも見立てられる旬の植物・ほおずきは、女性の癪や子供の虫封じに効くとされてきました。
また、ほおずきは漢字で書くと「鬼灯」。鬼は亡くなった人を表す言葉でもあります。亡くなった人を迎える灯火なのです。
また、この日は、雷除けの特別なお札が出されます。
観音経の中に「雲雷鼓掣電 降雹 大雨 念彼観音力 応時得消散(どんなひどい天気でも、観音様にお願いすれば晴天になる)」という文言があるためです。
四万六千日 するとよいこと3つ
四万六千日で開運 その1.ほおずきの鉢をゲット
夏になると、あちこちの神社で、朝顔市やほおずき市などの草花の市が立ちます。
特に有名なのが、浅草寺のほおずき市。
毎年、7月9日と10日は四万六千日と呼ばれ、ほおずき市が立ちます。
夏の風物詩・ほおずきの鉢を買いに行きましょう!
■期間:7月9日~10日
■場所:浅草寺 東京都台東区浅草2-3-1
■交通:地下鉄浅草駅から北へ徒歩5分
四万六千日で開運 その2.ほおずきと風鈴
ほおずきには風鈴を吊します。鈴の音は魔を祓う効果があるからです。
風鈴の色も、ほおずきの赤でもあり魔除けの色でもある、赤が主流です。
四万六千日で開運 その3.ほおずき遊び
ほおずきのふっくらとした形は巾着のようで、赤い色も相まって金運やお宝が授かるという、縁起の良いアイテムです。夏祭りの提灯のように赤く連なったほおずきは、夏を感じさせます。
ほおずきの実をよくもみ、果肉と種を出して、実の皮だけにします。その皮を口に入れ、ぎゅっぎゅっと鳴らして遊べることをご存じでしょうか。
日本の、昔ながらの遊びをすることは、自分の持っている運を底上げしてくれます。