――スピリチュアルカウンセラーとして20年以上、多くの迷える人々を鑑定してきた鈴木浩司さん。今回からは、クライアントさんからの具体的な相談に答える形で皆さんを開運へと導きます。心当たりのある人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Ｑ．不妊治療の末、子どもを諦めることに。虚しさを抱えて生きることに不安があります。
約3年間の不妊治療の末、経済的なことと私の心身の負担を考え、夫と相談して子どもを諦めることにしました。夫とは結婚して6年経ちますが、子どものいない生活についても前向きに捉えてくれているようです。
ただ、私自身は夫や義実家に対して申し訳ない気持ちがあるのと、何よりも自分がこれから夫婦二人だけ、子どものいない虚しさを抱えて生きていくことに不安があります。
夫に愛情はあるので離婚は考えていませんが、今後この問題とどう向き合っていけばいいでしょうか。（41歳女性・主婦）
Ａ．愛する人と出逢えたからこその喜びや楽しみを意識し、大切にされていけば大丈夫。
子孫をつくることは生物学的においても、また肉体的においても心理面に影響を与えます。
子どもをつくりたいと思うのは肉体的な人間の本能です。種族のシェアを確立するためにも人間は増えていく方がいい、そしてその体制を是とするような教育を私たちは受けていますから、子孫をつくらない人生を選ぶことになった場合の背徳感や失望感を払拭しきれないのは、残念ですが当然のことでしょう。
しかし、人間は本能だけに支配されるものではなく、喜びや感動、感激という感情を持てる唯一の生き物として存在もしています。
ご主人もお二人での生活を前向きに考えておられるということですから、愛する人と出逢えたからこその喜びや楽しみを意識してつくることを大切にされていけば、この先も大丈夫なはずです。