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【春の七草で開運】疲れた胃を労わる以外にも効用が! 1月7日は七草粥を食べて運気アップしよう

籠に入った春の七草 季節の行事

 おせちと言えば、定番の黒豆、数の子、昆布巻き、かまぼこ、伊達巻……さらには山の幸に海の幸。今や西洋風・中華風のおせち料理も登場して、胃がクタクタに疲れるのが21世紀のお正月です。

 そんな胃を労わるのがお粥に春の七草を入れた七草粥(ななくさがゆ)ですが、七草粥の効用はそれだけではありません。実は、とても歴史のある行事食なのです。

【開運】春の七草とは

 1月7日には、一年の健康を祈り七草粥を食べる習慣があります。中国では、五節句のひとつである「人日」の節句といって、人の運勢を占う日でした。「七種菜羹(ななしゅさいのかん)」という汁物を食べ、無病息災を願ったといいます。

 日本では、お正月に野原の若芽を摘んで食べる「若菜摘み」の習慣がありました。野菜があまりとれない冬は、栄養不足になりがち。来たる春に備え、緑の若芽を食べることで強い体を作ろうという考えからきた習慣です。

 このふたつが合わさり、いつのまにか七つの若芽の粥を食べて、無病息災を祈る行事なりました。
 ちなみに春の七草とは、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろの7種類。どの草も消化を助け、解毒作用のあるものばかりです。

春の七草で開運!その1 七草粥を食べる

 春の七草ですから、もちろん七草粥は食したいもの。基本的な作り方としては、細かく刻んだ七草と白粥を塩味にして煮込めばOK。より栄養摂取と緑の彩りを高めたいなら、炊いたお粥に刻んだ七草を、最後にパッと入れましょう。お粥の余熱で火を通す感じです。

春の七草で開運!その2 白馬神事に出向く

 七草粥を食べる以外にも、7日にすると開運になることがあります。「白馬を見ると縁起が良い」のも有名で、京都の上賀茂神社や大阪の住吉大社などでは、白馬の神事が行われます。

 中国では春の色は青、邪気を祓う白馬のことを青馬ともいうことから、「白馬節会(あおうませちえ)」が行われました。

 日本でも白色は神聖な色とされているため、白馬が神馬となりましたが、音だけ「あお」が残ったと思われます。白馬神事では、神前に供えた七草粥をいただくことができます。 

春の七草で開運!その3 占いをする

 人日の節句でもある1月7日。古代中国では1月1日から6日までをさまざまな動物に見立て、占いをしていたといいます。1日が鶏、2日が犬、3日は羊、4日は猪、5日は牛、6日は馬、7日が人。そのため、7日は「人日」なのです。

 人日の節句は、占いをするのにピッタリの日。来たる運命に備えて、さまざまな占いで未来を占い、この1年の開運計画を練りましょう。