日の出から日の入りまでの時間がもっとも短くなる「冬至(とうじ)」。2023年の冬至は12月22日ですが、この日を境にふたたび昼が長くなっていきます。この日は「かぼちゃを食べる日」「ゆず湯に入る日」という認識を持っている人も多いと思いますが、それにはきちんとした理由があるのです。
また、冬至は一年で太陽の力がもっとも弱い、「陰」のパワーが極まる日でもあります。しかし、この日を折り返し地点として、夏至までは日照時間が少しずつ増えていくため、陰が転じて「陽」のパワーが強くなっていく開運のときでもあるのです。
そこで今回は、風水的にもたいへん強いパワーを持つ日である「冬至」の前後にするといいこと3つを紹介します。
開運行動1.ゆず湯に入る
冬至にゆず湯に入ると、風邪を引かずに年を越せると言われています。ゆず湯は比較的ポピュラーな風習と言えますが、その理由はご存じでしょうか?
ゆずの爽やかな香りには、強力な邪気払いの効果があります。太陽のパワーが強まる前、つまり冬至に身を清めることで開運を呼び込み、健康な体を手に入れられるそう。
また、冬至=「湯治」、ゆず=「融通」がきくという語呂合わせにも、一年を健康に過ごせるようにとの願いが込められています。
開運行動2.「冬至の七草」を食べる
お正月の「春の七草」は有名ですが、冬至に食べるといい「冬至の七草」があることはあまり知られていないかもしれません。
この日は「運盛りの野菜」と呼ばれる、名前に「ん」が2つ付く「なんきん(かぼちゃ)」「れんこん」「にんじん」「ぎんなん」「きんかん」「かんてん」「うんどん(うどん)」を食べることで、いい運気をたくさん取り込むことができると言われているのです。
冬至の食べ物として代表的なのは、栄養があって保存がきくとされる「なんきん(かぼちゃ)」ですが、今年はかぼちゃはもちろん、冬至の七草を食べてさらなる開運を目指しましょう!
開運行動3.何か新しいことを始める
「陽」のパワーが強まり始める日である冬至は、何か新しいことを始めるのにも適しています。パワーの強いこの日以降に物事をスタートさせることで、良い結果に結びつきやすくなるでしょう。
また、新年の目標ややりたいことの計画を立てるのもオススメ。具体的に紙に書き出してみるとイメージがさらに明確になり、目標に向かってスムーズに前進していくことができるはずです。