人間は、ただ生きて普通の生活をしているだけで、だんだんと身の回りに良くない気――「厄」が溜まっていきます。
そんな厄を払い&除ける簡単な方法に、「音を出す」があります。音の振動で、魔を払うのです。
毎日、厄は溜まります。ですので、積極的に音を出していきましょう。
厄は積極的に払い、除けるべし
最近、なんだかついてないな……と思うときは、誰にでもあるもの。
人間は、生きて、普通の生活をしているだけで、「厄」が溜まるのですが、この厄が溜まるほどに運気が下がり、物事がスムーズにいかなくなったり、体調を崩したりしやすくなるのです。
毎日、厄は溜まります。ですので、厄落としも毎日行いましょう。厄溜まりの予防として、厄除けも心掛けるとよいでしょう。
音が出す厄除け・厄落とし1.「風鈴」で厄を払い、除け、落とす
日本の夏の風物詩、風鈴。「リーン」という澄んだ音が鳴り響くと心が落ち着いて、暑さも吹き飛びます。
古代中国で、竹林の東西南北に風鐸(青銅でできた鈴型のもの)を下げ、風の向きや音色で吉凶を占う「占風鐸(せんふうたく)」という占いがありました。
それが仏教を通じて日本に伝わります。お寺の四隅に下がっている、金属の風鈴みたいな、アレが「風鐸」です。その音色が聞こえる範囲は、魔を退ける聖域とされました。
厄除け効果のある風鐸は、軽い金属製のものが出回り、「風鈴」と呼ばれるように。庶民も「鬼門に吊るすと厄除けになる」ため、夏に涼をとるために、使うようになりました。
その効果は現在も変わりません。暑気払いと厄払いを兼ねて、風鈴を吊るしましょう。
音が出す厄除け・厄落とし2.根付でお金に付いてきた厄を払う
ポケットがなかった時代、和装の帯にいろいろな小物を入れていました。小物が落ちないように紐で結び、紐の反対側の先に飾りをつけ、帯に引っ掛けたのです。その飾り付きの紐を「根付」といいます。根付は道具なのです。
お財布も、かばんやポケットからウッカリ落ちないように、根付をつけておくのが◎。そして、お金には付きものの厄や邪気を払ってくれるように、鈴が付いた根付にしましょう。
鈴根付をつけるだけで、開運厄払いです。
音が出す厄除け・厄落とし3.究極にお金がかからない「手を叩く」
何か嫌な感じがしたら、音を出すと、空気が変わります。
シーンをしてしまったときや、なにか空気がおかしいとき、誰かが話したり、物音を立てたりすると空気が変わりますよね。
それと同じ原理が、手を叩いて厄を払う、です。より積極的に「厄を払う、邪気を退ける」という意志を持って手を叩くと、厄払いとなるのです。