風水では、常に潤いとツヤのある髪を保つことが運気アップにつながるとされます。
前回、自宅で「うるツヤ髪」をつくる方法を教えてくれた、ヘアスタイリストの水越さん。今回はその中でも特に重要な「洗い流さないトリートメント(ヘアオイル)」の効果的な使い方について、詳しくうかがいました!
「洗い流さないトリートメント」はドライヤーの前に!
シャンプーして頭皮も髪もスッキリした後は、ドライヤーで髪を乾かしますよね。でも、ちょっと待ってください! そのままドライヤーの高温を髪に当ててしまうと、髪に大きなダメージを与えかねません。
皆さんも一度は経験したことがあると思いますが、ドライヤーの風はかなりの高温です。ちょっと気を抜くと、「熱っ!!」となる場合もありますよね。きれいに洗った裸の髪にそのような高温を当てるのは、化粧水や保湿クリームをつけていない顔を温風にさらすようなもの。カピカピに乾いてしまうのが容易に想像できます。
また、ドライヤーだけではありません。湿気の水分、汗の塩分、太陽の紫外線、摩擦など、髪には山ほどの試練が日々課されています。そんな厳しい状況をブロックするために、洗い流さないトリートメントが活躍するのです。
「洗い流すトリートメント」と、何が違うの?
「お風呂でトリートメントしてるから、そのほかは必要ないのでは?」と思う方もいるでしょう。ネーミングが「トリートメント」となっているため紛らわしいのですが、それぞれに役割があるのです。
シャンプー後に使う「洗い流すトリートメント」は、髪にとって『食事』のようなもの。いきいきとした髪を維持する、そして日々いろいろな場所で受ける髪へのダメージをリセットするために、必ず必要になります。
それに対して「洗い流さないトリートメント」は、髪にとっての『基礎化粧品』と言えます。たとえば洗顔後、化粧水もクリームも何もつけないで外に出てしまえば、肌から水分がなくなり、表面が乾燥してバリア効果は低下するでしょう。でも、そんな風に肌を無防備にしておくことはあまりないはず。
髪も同じです。洗い流さないトリートメントで髪の1本1本をきちんとコーティングしてあげることで、洗い流すトリートメントで補った水分・栄養分の流失を防ぎ、髪の中にしっかり留めます。
さらに、外からの刺激から守る役目も果たしてくれるので、日焼け止めの効果が期待でき、空気中の湿気や摩擦から髪を守ってくれるでしょう。
洗い流さないトリートメントをつけるタイミング
① ドライヤーで乾かす前に、しっかりめにつける
② 乾かし終わったら、毛先にもう一度つける
③ 朝、髪をとかす前に、さらに毛先につける
髪質によって量の調節は必要ですが、タイミングはこの3回となります。これを意識すると、今よりも劇的にスタイリングがしやすく、まとまり感がアップします。見た目もサラサラ、ツヤツヤになりますよ!