――名前には運気が宿ります。金運アップのご利益にあずかりたいなら、「名前からして大金運な神社やパワースポット」を訪れましょう! 名前はもちろん、もともとあるパワーも素晴らしいスポットを、厳選してご紹介します。
幸せいっぱいな名前の「大福寺」
千葉・冨浦の船形にある大福寺。幸せいっぱいな名前のお寺です。大福寺が正式名称なのですが、地元では「崖の観音」と呼ばれ親しまれています。その名のとおり、船形山の崖の真ん中に朱塗りの観音堂があるのです。
本尊は、養老元年(717年)に行基(ぎょうき・668~749年)が自然石に十一面観世音菩薩を彫刻し(磨崖仏-まがいぶつ)、その後、慈覚大師 円仁(じかくたいし えんにん・794~863年)が創建したと言われています。
力強いエネルギーがいただける崖観音の「磨崖仏」
大福寺へは国道127号線から入り、崖中腹の観音堂を目印に進みます。船形の海に面した側が境内になっていて、正面階段を上ってすぐが本堂です。南国らしく、大きなソテツが左右に配されています。御朱印をいただけるのは、本堂になります。
本堂左から、観音堂への階段がはじまります。地層が重なる岩壁を横に、長い階段を登った先に朱塗りの観音堂が。館山湾が広がり、のどかな内房の海を眺めることができます。
崖観音の「磨崖仏」は千葉県内最古の磨崖仏といわれ、山の岩肌に彫られています。海風にさらされていたからか摩耗が激しいのですが、海と山のエネルギーがぶつかったからこその御姿。つまり、力強いふたつのエネルギーをいただける場所なのです。階段にめげず、ぜひ登ってみてください。
「鯉之池」には金運アップのパワーが
本堂近くに、「鯉之池」という魚の形をした池があります。実は、この池に金運アップのパワーが潜んでいるのです。
鯉は、龍の現世での姿。龍といえば、金運を運んできてくれる神獣です。海と山のエネルギーと観音様のご加護もあり、金運パワーが長い時間をかけて溜まった場所ですので、この池の淵に立って鋭気をいただきましょう。
【DATA】
大福寺
千葉県館山市船形835