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【お悩みQ&A】活躍している同業者の話に落ち込んでしまう……この先モチベーションを保つには?

考え事をする女性 開運心のすすめ
――スピリチュアルカウンセラーとして20年以上、多くの迷える人々を鑑定してきた鈴木浩司さん。今回からは、クライアントさんからの具体的な相談に答える形で皆さんを開運へと導きます。心当たりのある人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Q.デザイナーとしての才能のなさを痛感。仕事へのモチベーションをどう保っていけば?

 広告デザイナーとして仕事をしてきて15年ほど経ちますが、出来上がった作品を見て「オリジナリティがないな」と、いつもがっかりしてしまいます。それでもクライアントに納品すれば好評であることが多いので、なんとかここまでやってきていますが、心から満足のいくものに仕上がったことはまだありません。

 「商業デザイナーなのだから個性は必要ない」「先方が喜んでいるのだからいいじゃないか」というのも正しいと思いますが、個性を全開にして活躍している同業の人の話を聞くと、自分の才能のなさを痛感して落ち込んでしまいます。この仕事は好きなのでできる限りは続けたいですが、この先どうモチベーションを保っていけばいいでしょうか。(37歳女性/広告業)

A.需要を読み取って表現化できることは、それだけであなたの個性。過小評価しないで。

 オリジナリティを突き詰めるなら、その人独特の表現を使った、他と著しく違うものでなくてはなりません。でも、あなたが欲している他者とのメリハリや自分自身のこだわりは、また別のものです。現状で周囲からの評価を得ているにもかかわらず、それを認められないと感じるところが偏りになっているように感じられます。

 商業的なデザインは、クライアントのニーズがあってこそ成り立つもの。何にも誰にも似ていない作品は、デザインではなくアートです。商業ベースにのるものをつくっているのであれば、ある程度わかりやすい範囲にまとめなければダメでしょう。

 クライアントの需要を読み取って表現化できることは、それだけで実際のあなたの個性だということに気づいてください。クライアントごとの要望に寄り添いつつ高評価なデザインができることを自覚せず、他人との比較ばかりが先行しているのではないでしょうか。自分自身を過小評価していること、そしてデザイナーという仕事を改めて考え直してみるといいでしょう。

 それに今の時代ですから、オリジナリティの表現はネットやSNSを通して発信するなど、仕事とは分離した所での行動から始めるのも一つの取り組み方だと思います。