旬の時期は、その食材がいちばんよい状態で収穫され、栄養価とともに食材のエネルギーも最高のときです。食材の栄養と運気の両方を、ほぼマックスの状態で取り入れることができるのです。
運は「変化により生まれるもの」。毎日の食事に旬を取り入れて変化を与えることで、豊かさや楽しみという「ゆとり」が生じ、運気が上がります。毎日同じものばかり食べるのは、運気維持となります。
9月~夏秋に食べたい!オススメ旬食材は「ナス」🍆
ナスってどんな食材?
ナスのルーツは、インド。中国経由で日本に入ってきたのは、奈良時代といわれています。種類も豊富で、紫や緑や白色のもの、長いもの、丸いもの、水分が多いものや肉質がしっかりしているものなどがあります。水分蒸発が早いので、日持ちはあまりしません。
年間を通じて手に入るナスですが、6月から9月が旬の夏野菜。原産地が暑いインドなのも、なんだか納得です。
また、夏野菜には体を冷ます効果があります。昔から旬のものを食べると体に良いといわれますが、熱くて火照る体をクールダウンするには、ナスを食べるのが効果的なのです。
ナスは煮る、炒める、蒸す、茹でる、揚げる、漬ける、焼く、どんな料理法にも対応するオールラウンドプレイヤー。味に主張があまり無いのも、むしろ魅力となっています。和、洋、中の調味料と、その他の素材の組み合わせも自由自在です。
旬の盛りは初夏から真夏ですが、9月に入ってからの秋ナスは、皮は柔らかくなり、実は締まるため、美味しくなります。「(とてもおいしい)秋ナスは嫁に食わすな(冷えるから)」、ということわざがあるほどに、体を冷やす野菜として有名ですむくみを取り除き、血流改善の効果があります。
さらに、ナスのポリフェノール・ナスニンは、眼精疲労を回復させる効果が有名。抗酸化作用にも優れています。ナスニンはナスの皮に含まれているので、皮ごと食べるようにしましょう。
開運食材🍆ナス
開運食材・ナス🍆縁起物ナンバー3
「一富士、二鷹、三茄子(なすび)」。初夢に出てくると縁起がいいモノですが、ナスは縁起物ナンバー3です。
江戸時代、江戸といえば徳川で、徳川家といえば静岡。静岡では、高いものが初夢に出ると縁起が良いというところから、「一富士、二鷹、三茄子」が広まりました。初物のナスがとんでもなく高価だったことから、この地位を獲得したそうです。
ちなみに、いちばん高いのはもちろん富士山。その次が愛鷹山(または、富士山麓に生息する鷹)です。
開運食材・ナス🍆土用の丑の日は鰻とナスが◎
土用の丑の日には、鰻のみならず、ナスも食べると開運となります。
夏土用は、夏の暑さが始まるタイミングで、すでにバテ気味な人も多くなっています。精をつけようと、鰻など栄養価の高い食材を食べるようになりました。
土用は、年に四回あります。10月の半ば過ぎにある秋の土用にも、ナスをいただきましょう。
ところで、丑の方角を守るのは「玄武」という亀の形の神様。玄武の守護色は黒なので、黒い食材を食べると開運となるのです。黒光りするナスも、そのひとつ。火照った身体を優しく冷やしてもくれます。
開運食材・ナス🍆「成す」で勝負運アップ
ナスは「成す」に通じることから、縁起が良いといわれます。
徳川家康も「成す」野菜なので、好物だったという説もあります。
勝負事の前や、何かにチャレンジする時に食べるのがおすすめです。
極力手順を減らした、レンチンだけレシピ ~ふかふか ナス🍆

1人分・材料
ナス…1本
好みのタレ…お好みで
作り方
1●ナスのヘタをむく。ヘタの下が美味しいので、できるだけ残しましょう。
2●縦に包丁で切れ込みをぐるっと入れる。10本くらいき。きんちゃくにするイメージ。
3●ラップをして5分前後チン。小さいナスなら3分、大きいナスなら5~6分。
4●ショウガ醤油、ごま油など、お好みで。