――スピリチュアルカウンセラーとして20年以上、多くの迷える人々を鑑定してきた鈴木浩司さん。今回からは、クライアントさんからの具体的な相談に答える形で皆さんを開運へと導きます。心当たりのある人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Q.気づいたら、大嫌いな父親と同じような相手を好きになっている自分がいます。
幼少時から、厳しい父親に考え方や行動を制限されて育ってきました。特に思春期の頃は「私はなぜこの親のもとに生まれたのか」と恨むことも多かったです。
就職を機に半ば強引に家を出て、人並みに恋愛もするようになりましたが、気がついたら大嫌いなはずの父親と同じような相手を好きなっている自分がいるのです。
その度に絶望感でいっぱいになり、「自分は一生結婚できないのでは」と考えてしまいます。私がこの呪縛から抜けて幸せな恋愛や結婚をするには、どうすればいいでしょうか。(27歳女性・小売業)
A.あなたはもう大人です。未来に有用であることを主として、思考や行動の取捨選択を。
人間は、幼少の頃から慣れ親しんでいる環境に強く影響されます。どんなに嫌な人でも、昔から一緒にいれば行動パターンが読めるため、同じような人に出会うと親近感が湧き、安心して好きになってしまうのです。
ただ、それは心地良さからくる感情ではなく、ともすれば負の連鎖になりかねないため、なんとか乗り越えなければいけません。
それには、あなたが新たなアイデンティティを持ち、自分の歩きたい道を歩いていけるように人として成熟することが必要です。過去の記憶に刻まれたものの方が安心できるのはわかりますが、自分の殻を破らないことには、なりたいものには近づけないでしょう。
あなたはすでに大人であり、今はもう生き方を選べるのですから、未来に有用であることを主として思考や行動を取捨選択していってください。そうすれば恋愛や結婚だけでなく、たいていのことは実現できるはずですよ。