――仕事を成功させるにも、家族を円満に保つにも、まずは健康であることが不可欠です。とはいえ、いくら気をつけていても「今日はちょっと調子が悪いな」という日もありますよね。
そんな気になる症状を短時間で改善させる「開運ツボ押し&ストレッチ」を、ReCORE(リコア)鍼灸接骨院・蒲田の黒木院長に教えていただきました。自分で簡単にできますから、忙しい方にもオススメ!
蒲田の実力派整体師が教える、症状が楽になるツボ押し&ストレッチ
こんにちは。ReCORE(リコア)鍼灸接骨院・蒲田の黒木です。
連載4回目は「ひざ痛」についてお伝えしていきます。ひざは、私たちの体重を支えてくれる大事な部位。日常生活にとって不可欠なだけに、痛みも起こりやすいのです。
ご自分でできる改善方法としてツボ押し、そして今回は簡単な膝のトレーニングをご紹介していきますね。
中高年の女性に多い「変形性ひざ関節症」
日本におけるひざ痛の症状を持つ人は、予備軍も含めると約3000万人にものぼるといわれています。その中で最も多いのは、加齢によりひざ関節の軟骨がすり減ることで起こる「変形性ひざ関節症」です。
これは、ひざ痛を訴える人の9割以上だそう。男性よりも女性に多くみられ、40代以上になると症状が出やすくなります。
厚生労働省「平成22年国民生活基礎調査の概況」によると、病気やけが等何らかの自覚症状を持つ人の中で「手足の関節が痛む」という人は多く、男性は5位、女性は3位となっています。
特に女性は国民病とも言われる「肩こり」「腰痛」に次ぐ上位です。患者数は男性の約2倍。それには女性ホルモンや筋肉量、足の形など多くの理由があげられます。
なぜひざ痛になるの?
先にお伝えした「変形性ひざ関節症」は、比較的高齢者の方に出やすい症状です。若い方はスポーツのしすぎなどで起こることもありますが、ほとんどはひざそのものに原因があるわけではなく、姿勢の悪さや骨盤のゆがみによって、ひざに過度な負担がかかるために痛みが出ているようです。
当院に来院される方もこのケースが多く、その場合は立った時や歩くときの姿勢を正して、体の重心のバランスを整えてあげることが大切になります。
その他のひざの痛みが出る原因としては、O脚やX脚があげられるでしょう。
O脚やX脚の状態が続くと、左右のひざのどちらかに負担が偏って筋肉のバランスが崩れ、じん帯を痛めたり軟骨がすり減ったりする場合がありますので、注意が必要です。
ひざ痛を予防する&改善するには
一度ひざの軟骨がすり減って変形してしまうと、元の状態に戻すのは難しくなってしまいます。その場合は、これ以上悪い状態にさせないことが何よりも大切です。
ゆがみをなくし、体の重心を整えて正しい姿勢をキープすることで悪化を防ぐとともに、痛みも改善されていきます。
そして、変形性ひざ関節症の方・姿勢が原因のひざ痛の方のどちらにも有効なのが、お尻の筋トレをすること。ひざ痛は、体の前側に体重がかかることで起こりやすくなります。お尻の筋肉を鍛えて、体の後ろ側で支えることにより姿勢のバランスが良くなり、膝の負担が減るのです。
これからこの筋トレのやり方を紹介しますので、ぜひやってみてください。
まずはいちばん簡単な「ツボ押し」から
ひざ痛に効くツボは「血海(けっかい)」と「梁丘(りょうきゅう)」。血海は膝のお皿の上端内側から親指2本上、梁丘は膝のお皿の上端外側から親指2本上の場所にあります。
その2か所(左右4か所)を順番にぐりぐりしながら、グーっと10秒押すのを3セット行ってください。ひざ回りの筋肉がほぐれ、痛みが和らぎます。
やり方:「血海」「梁丘」の左右4か所をぐりぐりした後10秒押す×3セットずつ
さらに改善したいなら、筋トレにもトライ!
次は、お尻の筋肉トレーニングを一緒にやっていきましょう。
この筋トレを行うことで前ももが鍛えられ、日常的に正しい姿勢を保てるようになります。
① あおむけに寝て、ひざの下に折りたたんだタオルを入れる
② かかととお尻を床につけたまま、ひざの裏でタオルを押しつぶす
③ ②を10秒×3セット行う
④ 反対の足で②③を行う
それでも改善しなければ来院を
立ったり歩いたりするのは毎回のことですから、ひざだけに負担がかかるような姿勢をとってしまえば、痛みが起こるのは必然です。放置してしまうと、年を重ねた時に変形性ひざ関節症にもつながりやすくなるので、我慢せず早めにご来院いただくことをお勧めします。適切な治療を受けることで症状の早期改善はもちろん、予防することもできます。
またReCORE(リコア)鍼灸接骨院では、「健康寿命(介護や支援を必要としない生存期間)を延伸して自立した生活ができる期間を延ばす」というビジョンを掲げています。
未来を元気に過ごすためにも、何か不調を感じている方はぜひ気軽に鍼灸接骨院を頼ってみてくださいね。