昨日まで何ともなかったのに、急に来る「四十肩・五十肩」。「今日から開運!」編集部の編集M(アラフィフ)が五十肩を発症してしまい、4か月がたとうとしています。
3か月ほど続いた、痛くて夜も眠れない炎症期を、ReCORE(リコア)鍼灸接骨院・蒲田の黒木院長が行う「電気鍼」や「ハイボルト」等の施術でなんとか乗り越えました。
しかし、夜間痛がなくなっただけで、ふとした拍子に痛いのは変わらず、手を挙げようとすると激痛が走ります。痛む場所も移っていきますし……。
今回は、より深い部分にアクセスして痛みをとる施術「超音波」についてと、皆が気になる「肩甲骨はがし」、そして引き続き、五十肩に効くツボ押し&ストレッチをお伝えします。
超音波施術とは
痛みが左の肩のみならず、肘の方まで移動したため、音波で痛みをとるという「超音波」施術を受けることとなりました。
超音波は、その名の通り音波です。血液の循環を良くし、固くなった組織をほぐし、痛みを軽減します。
周波数を変えることで、浅部から深部までさまざまな部位にアクセスできるのが特徴。筋肉だけでなく骨にも効きますので、骨折の治療にも使われますし、ボルトなど金属が入っていても施術可能です。
何よりスゴイのは、音波ですから、超音波施術自体は痛くもなんともないことです。強い電気刺激や鍼を刺されるのが苦手な人には、オススメの施術となります。とはいえ、電気施術と組み合わせれば治療効果は高まります。
超音波施術は、音波が出る器具を患部に当てていくだけ。電気施術の刺激はもちろん感じますが、超音波の方は刺激や実感はまったくありませんでした。
肩甲骨はがし
背中の上の方にあるふたつの肩甲骨は、身体から浮いているようなイメージの骨なのだそう。つまり、筋肉など組織が肩甲骨を囲んでいるわけです。
猫背など姿勢の悪さで肩甲骨まわりが固くなると、五十肩を引き起こす原因のひとつとなります。もちろん、私の肩甲骨まわりもガッチガチ。
そこで今回は、かの有名な「肩甲骨はがし」をやっていただきました。
先生が肩甲骨の内側(背骨側)に指を入れ、肩甲骨をつかみ、身体から引きはがすように引っ張ります。やられている方はというと……、特に痛いこともなく、「あれっ、終わりました?」という感じ。しかし、はがしてもらう前と後では、明らかに肩の上がり具合が違います。
1回「肩甲骨はがし」をすれば五十肩が治る、というわけではありません。肩甲骨まわりが固くなっている状態を筋肉が記憶していて、ストレッチなどをしないでいる&姿勢を悪くしていると、戻ってしまうとのこと。
そこで、誰でもできる、簡単で効果的なストレッチとツボ押しを教えていただきました。
五十肩に効く! ツボ押し&ストレッチ
痛い肩、もしかして四十肩・五十肩予備軍の肩、全然痛くないけれど姿勢が悪い肩……すべての肩に贈ります。
1.血流を良くし、冷えから肩を守る「肩髃(けんぐう)」のツボ押し
「肩髃(けんぐう)」は、肩の前面部で腕の境目あたり、腕を水平に上げた時に肩にできるくぼみ部分のツボです。
肩は寝ているときに布団がかかりにくく、冷えがちです。冷えると血流が悪くなり、筋肉も固くなります。炎症がある場合は、痛みも増します。
日中に肩を温めたいなら、血流を良くする肩髃のツボを押すのが、簡単でオススメです。仕事中、移動中、料理中、いつでもできるときにやってみてください。
やり方:肩髃のツボをぐりぐりして指でグーっと押す
2.壁を使って! 肩上げストレッチ
このストレッチで意識したいのは「斜角筋」。首の横にある、上半身に大きく影響する筋で、四十肩・五十肩にも大きく関わります。
肩が痛い、上がらない人に、よく指導しているストレッチとのことです。
①壁に手を付き、上へと歩いていくイメージで指を動かしていく
②もうこれ以上、上に行けないところまで歩ききった先で10秒とどまる
③①②を3セット行う
施術前、左手はペンギンのポーズくらい(30度くらい)までしか上がりませんでした。でも施術の二日後に試してみると、85度くらいまで軽々挙がります。
これを維持しないと、また30度になってしまうので、ストレッチ&ツボ押しに励みたいと思います。
ReCORE(リコア)鍼灸接骨院では、「健康寿命(介護や支援を必要としない生存期間)を延伸して自立した生活ができる期間を延ばす」というビジョンを掲げています。
未来を元気に過ごすためにも、何か不調を感じている方はぜひ気軽に鍼灸接骨院を頼ってみてくださいね。