――「開運行動をしているのに、ぜんぜん効果がない」という人はいませんか? その原因のひとつに、良くない運気=厄をつけたまま行動してしまっている、ということがあります。運気を上げたいと思っても、その前に身体についている厄が払われていなければ、良い気を吸収できないのです。
この連載では、うまくいかないと感じた時のさまざまな厄落とし開運法を紹介します。厄落としを習慣にして、さらなる開運につなげましょう!
【開運】香りで厄落とし
香りには、悪い気や不安を吹き飛ばしてくれる効果があります。
まだ菌やウイルスが発見されてなかった昔、病気(という厄災)を追い払ってくれるのは、香りの強い薬草でした。実際に抗菌作用がある薬草もあり、強い香りには厄を祓う力があると周知されるようになったのです。
地域によって香る植物は変わり、長い年月をかけてその土地の人びとの厄を落として浄化し、幸運へと導いてきました。
香木を植える
香りの良い木を総じて「香木」といい、日本には季節ごとに代表的な香木があります。それは、春の沈丁花(ジンチョウゲ)、夏のクチナシ(ガーデニア)、秋の金木犀(キンモクセイ)、冬の蝋梅(ロウバイ)。
枝を切って生花として飾るのもいいですが、鉢植えや庭植えにするのもオススメ。一年中、家を守ってくれます。
香道にて香木を焚く
寺院や神社などの神聖な場所では、香木を焚き、空間を浄化していることがあります。天上へと立ち昇る煙と一緒に、神さまの国に行くことができるとされているのです。
これを自宅でも行うことができます。自分の好きな香りがする香木を焚き、香道をたしなんでみましょう。
ちなみに、日本の香道で使う香木は「沈香(じんこう)」「伽羅(きゃら)」「白檀(びゃくだん)」の3種類です。
香炉に灰を入れ、火をつけた炭を浅く埋めます。灰が温まったら、炭から離れたところに香木を置きましょう。香木の香りが、ゆっくりと空中に広がっていくはずです。
この方法は、香道のひとつで、空薫(そらだき)といいます。
におい袋を身につける
小さなもので構いませんので、におい袋を身につけるようにしてください。香りが、悪い霊をよせつけなくしてくれます。
また、付き合っていた人と縁が切れたときには、下着ににおい袋を入れましょう。薄っぺらいものでもかまいません。キッパリと縁を切ることができます。
におい袋がなければ、ほんの少しでもいいので香水をつけるといいでしょう。