――スピリチュアルカウンセラーとして20年以上、多くの迷える人々を鑑定してきた鈴木浩司さん。今回からは、クライアントさんからの具体的な相談に答える形で皆さんを開運へと導きます。心当たりのある人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Q.専業主婦の生活が長かったため、時間ができても何をしていいかわかりません。
20年弱、専業主婦として生活してきました。子育ての終わりも見えてきて、そろそろ自分の時間を持てそうなのですが、何をしたらいいかわかりません。更年期もあり、身体が思うように動かず何もしたくない気持ちもあります。
また、いきなり外に出て他人に迷惑をかけたら……と思うと、家から出るのが怖くも感じてしまいます。長年社会から離れていたこともあり、浦島太郎状態なのです。こんな私ですが、一歩を踏み出すためのアドバイスをお願いいたします。(48歳女性・主婦)
A.まずはできる範囲のことを見つけ、身の丈の楽しみを見つけることを意識して。
こういう言い方は不快に思われるかもしれませんが、これまで家族以外の方と関係を作れてきていないのでは、と想像できます。
子育てから離れ、時間ができた時にやりたいことや会いたい人もない。でも、社会で役割を果たさなければ生きていけない……そんな風に思い込んでしまっているように見えるのです。社会などという大きなスケールで考える以前に、できる範囲のことを見つけ、身の丈の楽しみを見つけることを意識してみてください。
おっしゃる通り、専業主婦として家事や育児に専念してきたことで、社会とのつながりが薄れたり、自身の楽しみが見えにくくなったりすることはあります。他人から認められていない、褒められていない、家族から褒められるのは褒められたうちに入らない。そういった価値観の裏返しが「つまらない」になるのです。
しかし、自分自身の楽しみや興味を見つけることも大切です。特に日常の会話や共有の時間を通じて人々と人間関係を育むことは、心の豊かさや楽しみを生み出すことにつながります。家族以外の人たちとの交流を通じて新たな人脈を築くことで、自己肯定感や幸福感を得ることができるのです。これは、人とつながりを持とうとしないと埋まらない感覚といえます。まずは、身近なところで友人を見つけてみてはいかがでしょうか。もちろん、インターネットの中でもかまいません。
社会的な役割を一生懸命果たすことと、自分の楽しみを自分で育て上げていくことは別ものです。時間ができたなら、楽しみをつくることに時間を使ってみるといいでしょう。シャッターを下ろしているのは自分自身であることに、どうぞ気づいてください。