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【お悩みQ&A】妻から「あなたにはデリカシーがない」と言われ……気遣いを覚えてうまくやりたい

ケンカする男女 開運心のすすめ
――スピリチュアルカウンセラーとして20年以上、多くの迷える人々を鑑定してきた鈴木浩司さん。今回からは、クライアントさんからの具体的な相談に答える形で皆さんを開運へと導きます。心当たりのある人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Q.妻から「デリカシーがない」と言われショックです。この癖を改善したいのですが…

 妻から「あなたはデリカシーがない。もっと人への気遣いを覚えて」と言われてしまいました。夫婦共働きのため、家事などは基本的に折半して行っていますし、妻が疲れているな、元気がないなと思った時はそれなりに察して労わってきたつもりだったので、正直ショックです。

 ただ、あまり自覚がないのですが、周囲に対して余計なひと言が多いようです。以前にも妻の独身の友人を不機嫌にさせてしまい、フォローするのに苦労したと怒られました。当然、夫としての評判も良くありません。この癖を改善してうまくやっていくには、どうすればいいでしょうか。(32歳男性/IT関連勤務)

A.謙虚になり、聞き役として接する工夫を。まずは、相手の話に一回同調してみては?

 「気遣い」とは、相手に何かをしてあげたり、与えてあげたりすること……特に男性は、傾向としてそんな誤解をしている人が多いようですが、あなたもその典型と言えるかもしれません。

 デリカシーとは、相手に寄り添い共感することを主体とする配慮です。相手からの話題に対して、求められてもいないのにいちいち判断や解決を含めた返答をしてしまえば、反感を買うのは当然でしょう。

 男性は無意識に女性の前でいいところを見せようと、ついつい指針や解決を交えた物言いをしがちな上、「そこまで発言するのが正当だ」と思っている人が圧倒的に多いのです。

 けれど、女性は会話を楽しむ能力が豊かな傾向が強く、ただの話題や会話のきっかけ、材料として発言することも珍しくありません。おそらく、あなたはそういう意識を持っていないのでしょう。その場の話題提供として言っているのに問題提起と解釈してしまうのは、早とちりの出しゃばりというもの。

 もう少し謙虚に、聞き役として相手に接する工夫が必要です。人間関係、特に男女間はデジタルでなくアナログ、感性が大事だと想像してみてください。

 まずは、相手の話に「いいんじゃない」「そんなこともあるよね」と一回同調してみてはいかがですか。その一言があるかないかで、相手の取り方は全く違ってきます。その後、相手が助言などを求めている確証がある場合に限り「気分悪く聞こえるかもしれないけれど……」という前置きを置いて話せば、かなり印象が和らぐでしょう。