――「開運行動をしているのに、ぜんぜん効果がない」という人はいませんか? その原因のひとつに、良くない運気=厄をつけたまま行動してしまっている、ということがあります。運気を上げたいと思っても、その前に身体についている厄が払われていなければ、良い気を吸収できないのです。
うまくいかないと感じた時の厄落とし開運法を紹介します。厄落としを習慣にして、さらなる開運につなげましょう!
【開運】なぜ、塩で厄落としができるのか
厄落としには欠かせないアイテムである「塩」。では、なぜ塩で厄落としができるのでしょうか? それについては、古事記の有名なエピソードがあります。
イザナギ神は、死んでしまった妻のイザナミ神を黄泉の国にまで迎えに行き、結果としては散々なことになります。失意の中帰ってきたイザナギは、日向の阿波岐原(宮崎県)の海水で黄泉の国の穢れを清めました。
海水、つまり塩の入った水を神が身を清めるのに使ったところから、塩の邪気祓い効果が後世に伝わったのです。
また、食べ物は雑菌によって腐敗しますが、昔は菌の存在など知られておらず、邪気や悪霊のせいだと思われていました。しかし、塩漬けにすれば腐らないことがわかり、それは塩が邪気を祓うからだとされたのです。
邪気と厄を祓う効果抜群の塩。生活の中で、塩を使う方法をお教えします。
塩で厄落とし1.体にかける
塩には魔を祓う力があります。たとえば、お葬式などに出たら自宅に入る前に塩を肩からかけると、ついてきたかもしれない悪い気を祓うことができます。
塩で厄落とし2.塩風呂
塩を入れたお風呂に入ることで、心身についた厄を払うことができます。以下のやり方で塩風呂を試してみてください。
【塩風呂の入浴方法】
①天然塩をカップ2杯分ほど用意します。
②バスタブにぬるめに設定したお湯を張り、用意した塩を入れます。
③体の中から汚れや心配ごとが溶け出していくイメージをしながら入浴します。
塩分が残らないよう、身体とバスタブは、シャワーなどでよく流しましょう。使ったお湯は洗濯などには使わず流します。
家族と共有などでバスタブに塩が入れられない場合は、足湯にしても効果があります。この場合は、足先から汚れが抜けていくイメージをしてみてください。
塩で厄落とし3.家や部屋の厄を祓う
代表的なのは「盛り塩」です。塩を盛ることによって悪い気の進入を防ぎ、場を清めます。
盛り塩をするのは、気の出入りが激しい玄関、トイレなど不浄とされる場所です。その場所を簡単に掃除してから、小さな皿などに粗塩や天然塩を入れて置いておきましょう。
塩は、できるだけ毎日交換してください。その時、古い塩は汚れを吸いとっているので、何かに流用することなく処分しましょう。
厄に付きまとわれている気がしたり、身体の不調が感じられる場合は、夜寝る前に、布団やベッドの四隅に塩を置いてください。これでつまらない霊気を防ぐことができます。
大きな厄が家を覆っていると感じられるときは、家の四方に盛ると悪い気が封じられます。
塩で厄落とし4.塩まじない
消し去りたいこと、困っていることなど、具体的な厄を紙に書いて、塩まじないで浄化してみましょう。願いごとではなく、祓いたいことを書くようにしてください。
たとえば、「お金が欲しい」ではなく、「お金がなくて欲しいものが買えない状態」を祓うのです。
【塩まじないのやり方】
①新しい紙、新しいペン、天然塩を用意します。紙は燃えやすいよう、薄いものを選んでください。
②自分の「浄化」したいことを、紙に書きます。
③紙の上に、塩をひとつまみ乗せます。あまり多いと燃えにくいので、注意してください。
④火をつけ、燃やします。燃えきらない場合は再度点火してください。
⑤残った灰を、台所やトイレに流します。
燃やすのが基本ですが、紙の替わりにトイレットペーパーに書いて、塩をひとつまみ包んでそのままトイレに流すという方法もあります。
塩で厄落とし5.縁を絶ち切る
どうにも仲を修復できない、縁を完全に切りたい人からもらった物や、その人を思い出させる物は、塩をかけて処分するのが縁を切るには最適です。
しかし、その物をどうしても捨てたくない場合は、1週間ほど塩漬けにしましょう。そうすれば厄が清められ、そのまま使用することができます。
塩をこぼした場合の対処法
塩をこぼすと、良くないことが起こるといいます。
キッチンで塩をこぼしてしまったら、新たに塩を少量つまみ、それを左の肩越しに「エイッ」と撒きましょう。そうすると、悪いことが起こるのを防げるとか。あくまでも左肩越しであって、右肩越しでは効力はありません。