――「食べることは生きること」とはよく言いますが、食べるものを選ぶことは、よりよく生きることにつながります。ひとつひとつの食材が持つパワーを知って食べれば、欲しい運気を身体に取り込むことができるからです。 旬の食材や土地のパワーが入ったおやつは、生活を彩ります。また、運気アップにも欠かせません。バランス良く取り入れれば、開運間違いなしです。 この連載では、縁起が詰め込まれたご利益おやつ&開運おやつを紹介していきます。
幸せの集まり「吹き寄せ」
「吹き寄せ」とは、色とりどりの落ち葉や木の実が風で吹き寄せられ、集まったこと。そこから転じて、いろいろな種類を集めたものをいいます。
たとえば、吹き寄せ料理とは季節の食材いろいろが集まったお膳のこと。旬のエネルギーがバランスよく入った、開運の料理です。
また、特に小さな干菓子を集めたものも「吹き寄せ」と呼ばれます。おせんべい、和クッキー、落雁、金平糖、琥珀糖、豆菓子……。和の干菓子の吹き寄せは、お菓子の宝石箱。ひとつひとつをじっくり観察しながら食べてしまう、幸せの集まりです。
季節ごとに「冨貴寄」を楽しめる
「冨貴寄」と書いて「ふきよせ」。とても縁起のいい名前です。
明治二十三年創業という銀座菊廼舎の「冨貴寄」は、その名も縁起が良い「吹き寄せ」です。入れ物の缶も可愛らしく、季節に合わせてさまざまなものがあります。主に落雁など、砂糖菓子の色味と形が変わります。
缶を包む花びらモチーフのパッケージは、イラストレーターのおおたうに氏によるデザインです。
写真左は「金魚缶」。夏の限定缶で、金魚と涼し気な水面模様の砂糖菓子が。写真右は「ハート日和」。ハートや鯛など、ピンクが基調です。
気になる「冨貴寄」の中身は
入っているのは和風のメレンゲ砂糖菓子、落雁、黒豆の砂糖包み、ピーナツ砂糖がけ、和風クッキー、金平糖。
バターを使っていない和風クッキーも、昔ながらの素朴な味わい。プレーン味のほか、胡麻、芥子、紫蘇、海苔の風味が。金平糖は色ごとに異なった味がします。少し口寂しいときに罪悪感なくつまめる、和のお菓子です。
開運の「冨貴寄」
「吹き寄せ」はお菓子でも、料理でもいただくことで開運できますが、銀座菊廼舎「冨貴寄」は、その中でも名前の縁起の良さが格別。良い名前は言霊となり、運勢を好転させてくれるからです。
冨貴寄
金魚缶
1,242円(税込)
冨貴寄
ハート日和
1,080円(税込)